相続財産管理人の申し立てからの競売を回避(岡崎市)
今回は岡崎市での事例です。
祖父の代から住んでいた土地に戸建を建築してお住まいだったご相談者様。
固定資産税を滞納していました。
ある時、裁判所から差し押さえの通知が届き、弊社にご相談をいただくことになりました。
各種資料をよく確認したところ、先祖代々の土地の名義がなぜか、「相続財産管理人」になっています。
実は、様々なご事情があり相続人である相談者へ相続の手続きがされず名義上他人の土地に建物を建てて住んでいることになっていたのです。
通常の任意売却でここまでの事態はないため、慎重に役所、債権者、相続人財産管理人の弁護士と話し合いをしながら手続きを進めました。
当初はご相談者様の住み続けたいとのご意向を受け、リースバック、親族間売買を提案いたしましたが購入価格と賃料のバランスが合わず断念。
相続財産管理人の弁護士や金融機関との協議を重ね任意売却へ進みました。
しかし裁判所から許可が降りず、売却は難航。
粘り強く協議を重ねた結果、どうにか買い手を見つけ、相続財産管理人と裁判所から売却の許可を得ることにも成功いたしました。
9ヶ月に及ぶ努力の末、滞納していた固定資産税や住宅ローンは完済することができました。
家を売る事にはなったが、破産も債務整理もする事なく、人生の再スタートをお手伝いすることができました。
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